BLOG

人生会議

2025/09/30

またまた1ヵ月が過ぎようとしています。1ヵ月って本当に早いですね。私が歳をとったせいでしょうか。すっかり動作も遅くなって何をするのも時間がかかります。この頃1時間でできる事は本当に少なくなりました。今回のブログですが、少し真面目なことを書きます。皆さん、死ぬときのことを考えたことがありますか?自分らしく死にたいですよね。自分らしくってなんでしょう?あなたってこうだよねて人に言われることありますよね。私も患者さんに対してこの人はこういう人だと思う時があります。それは悪い意味ではなく、その人をわかりたいという気持ちです。何のために?それはその人がどういうことを望んでいるのかを把握したいからです。この仕事ですから、私は亡くなっていこうとしている人たちとお付き合いしています。ご飯が食べれなくなったり、足が立たなくなったら、人間も動物ですから、その時は動物としての死が近くなったのかもしれませんよね。そうしたらどうしたいですか?とことん延命治療をしたいですか?呼吸がしづらくなったら人工呼吸器をどうしますか?ご飯が食べれなくなったら胃瘻をつけますか?それとも点滴をしますか?救急車で搬送しますか?もう何もしなくていいなら、痛みだけを取りましょうか?そんなことを考えておいて欲しいのです。最後の時になったら、もしかすると、もう考える力もなくなって、しゃべれないかもしれません。皆さんは自分と共に過ごしてくれた人や、家族に対し、ご自分の思いを残しておかなければいけません。でないとご家族に悩みや迷いを与えてしまいます。もうほっといてくれ垂れ流しでもいいし、野垂れ死でもいいんだというのはだめですよ。憲法第25条で国民が健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有することを保障し、国は社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努める義務があるとのことですから、それは無しです。自分が死ぬときの話なんて、私でも娘が悲しむだろうと思います。日本人の考えから縁起でもないと言うことになると思います。しかしそれはやはり大切なのです。私は私らしく、最後を迎えたい。そのために毎日があると思うくらいです。1つに決めなくていいです。時々変わってもいいです。その都度大切な人に伝えましょう。

これを人生会議と言うんです。略語ではACP、私たちの業界ではちょっとしたトピックスです。いつか伝えないといけないと思っていました。ブログって便利ですね。

カテゴリー