私たち、津地区医師会では、医師会内の周知事項や関連する施設からのお知らせ、医師会員からの投稿などで構成される小冊子を毎月発刊しています。一応私は編集委員長をさせていただいています。今回医師同士でリレー形式で担当するコーナーが回ってきまして、10月号を書かせていただきました。ブログのことを書いたので、その内容を転記させていただきます。こんなふざけたフランクなことを書いても許されるコーナーなので安心してください。読んでいただけたらうれしいです。
深夜部屋の片隅で、どうでもいい話 奥田医院 日沖明子
歳をとると気付くことがある。地区の奉仕活動に出た時、町内会長が私を撮った写真を見て驚いた。猫背で首が前に傾いたお婆さんが写っている。これ私?最近、東京の中目黒在住の同級生で親友がInstagramに自分の姿をあげている。久しく会っていない親友は流石に年齢を重ねていた。しかし、Instagramの投稿が回を重ねる毎にとてもきれいになって行く。なぜ?自分を客観的に見ることで、意識が変わっていくのかもしれない。見られる自分を意識するということか。私もInstagramをしようと、医院の事務仕事を手伝ってくれている妹に相談すると、コメントを返すのも大変だし、何かあるとすぐ炎上するよ、姉ちゃんには無理だよ、と言うので、あっさりやめた。せっかくその気になったので、ホームページにブログを書くことに気持ちを転向した。誰かに話をする時、できるだけ自分の話はしないでおこうと思う。自分を表現する機会は意外にないものだ。ブログでは、そもそもあまり人のことを書いてはいけないので、結局自分のことになる。自己表現にはもってこいのツールである。医院のホームページにブログを書いている。当院のホームページなんか誰が見るものかと思ったので、まぁ誰も見ないだろうという前提で遊びで書き出した。ホームページ会社の人も先生の人柄を知っていただくのに良い機会ですよと言うので、ブログ製作は正当化された。月1回のペースで書いているが、来てくれる患者さんがたまに「ブログ楽しみにしています。」と言ってくれる。え?まじで?ほんの一部の人に期待されるようになったので、書き進むようになった。日ごろからネタを考えている。
最近の私の変化は、津地区医師会の理事をしているが、この6月で副会長を辞された河村クリニックの河村先生に、理事会の席が隣というだけで、複数のお役を授かったことである。本当に自分にやれるのだろうかと心配になるが、もう船は出てしまった。がんばるしかない。本職の医院の仕事、理事の仕事、1番大変な、そして1番大事な、おまけに1番好きな仕事は家事である。私はいくつかのわらじを履くことになった。高齢の母と一緒に暮らしているが、見ての通りの大きな家なので、あまり顔を合わす事は無いけれど、母は家事が全く苦手なので、当然料理もできず、車の免許を返上してからは、昼と夜、二食分のお弁当を作って毎日渡している。料理は好きなので作っていると面白くなって何品か作ってしまう。自分も食べるので、医食同源、これは我々親子の健康法でもある。私の娘は私の料理をおいしいと言ってくれるが、母には言われたことがない。その昔、私が小学校の頃、調理実習で習ってきた料理を家に帰って母に振る舞った。黙って食べる母においしいかと聞いたら、母は、おいしいと言わなければいけないのだったらもういらない、と言って箸をおいて去っていった。小学生の私にあまりの仕打ちだと思うが、母はそういう人だ。それからは、二度とおいしいかとは聞かない。話は飛ぶがうちの娘は、もう30歳近くになっている。親バカだけれども優しい子だ。今、大阪で美容師をやっている。小さい頃から勉強は苦手だったが、とてもおしゃれで、学生時代、運動会などのイベントの日は、朝から友人を集めて髪の毛を結ってあげたりしていたので、そういうことが好きだったのだろう。今も手先が器用で良い仕事をしているのではないかと思う。娘には大阪が似合う。娘は月一回帰ってきて何日か泊まっていくが、一度、いつまでいるのと聞いたことがある。おかずの買い物や段取りもあることだし、何の悪気もなく聞いたのだが、返ってきた返事は、自分の家にいつまでいるか言わなければいけないのか?だった。それからは二度と聞かない。家族とうまくやっていくコツは人間の言葉を話さないことだ、ワンワン。そして、期待しない、見返りを求めないことである。そうすれば腹は立たない。世の中は思いようである。
心身が丈夫なことが私の自慢であったが、昨年の夏ぐらいから足がしびれるなと思っていたら、年末の大掃除の時期になって本格的に腰が痛くなってきた。何とかごまかし、ごまかし生活をしていたが、これはどういうことだろうと思って、さすがに整形外科を受診した。仲良しの先生の診療所だが、きちんと予約を入れて受診した。すぐにMRI を撮って下さり、脊柱管狭窄症だとわかった。絶対何かあるとは思っていたが、残念である。しかし安静にしなければいけない病態でもなく、動いても良いのだと思うと安心した。痛み止めなど飲まない、負けた気がする。整形外科医は前傾姿勢でいれば症状は軽くなるとおっしゃったが、それも嫌である。お腹に力を入れて姿勢を保てば意外に痛くないので、もしかするとキューピー的な私のお腹は人生で初めて凹むかもしれない。整形外科に行ってから時間が経ってきたので、お腹は本当に凹んできた。こうなったらそっちの方向へ、腹筋でも割ってやろうと思っている、そのうちに。腰が痛いおかげであまり動けなくなったので、夜遅くまでしていた掃除も早く切り上げ、なんとなくテレビをつけるとドラマをやっていて、じっくり見ると結構面白い。今は内田有紀さんの恋愛ドラマを見ていて、こんな恋をしたこともあったかもと胸がキュンとして心の保養になるし、内田有紀さんが綺麗なので、あぁこうしたらきれいな仕草、こうしたらおしゃれ、を学んでいる。
何事も自分に何か良いことをもたらしてくれるものだ。亡くなった夫にもよく言われた。あんたは前しか向いてないなぁ。褒めたのか貶したのか、どういう意味だったのか、もう聞くことはできない。42歳から未亡人である。その当時は友人たちが心配してくれたものだったが、20年近く経ってくると友人の言葉も変わる。ええな、あんた自由で。ブラックなジョークだが一理ある。風の吹くまま気の向くまま、なんとかなるさ。深夜に書いた全くの雑談でした。




