何を隠そう、私は松潤のファンです。今、日曜日の夜に放映されている「19番目のカルテ」を毎週見ています。松潤が医師の役をするのはおそらく初めてで、つかの間の同業者、喜んでおります。役者としての評価はあまり高くないようですが、総合診療医の役は、こういう感じのお医者さんいるなとリアリティーはあると思います。総合診療医とは内科、外科、整形外科、臓器にかかわらず、いろいろな疾患の診断をして専門へつなげる医師と理解しています。そういう意味では、私も開業医として、総合診療医に近いところがあると思います。患者さんが額に病名を書いてきてくれると良いですが、患者さんがどのような病気なのか診断は簡単ではありません。たとえ風邪症状であっても、風邪ではない時もあります。軽いと思っても重いこともあります。私は医師になって30年以上のベテランではありますが、それでもまだ出くわしたことのないような病気はたくさんあると思います。毎日多くの患者さんに来ていただいています。そのお一人お一人に、一つ一つの病気があり、限られた時間に判断をしなくてはいけないことになります。顔色を見たり、聴診器で音を聞いてわかる事はそう多くなく、ほとんどの診断のヒントは、患者さんの言葉にあります。(そういう意味では小児科は大変難しいですね) ですから、患者様の皆さん、明日も、あなたの話を聞かせてください。
松潤の話に戻って良いでしょうか。私が松潤を好きなのは、とても前向きで、楽しそうに仕事をすること、周りの友人を大切にするところ、落ち込みそうにないところ、努力家のところ、本当のところは知らないですよ、そんなふうに思うということだけです。明日は松潤の誕生日です。おめでとうございます。今後ともご活躍をお祈りしております。